【会社員必見】サラリーマンでもメルカリで儲けた利益は確定申告が必要!?

 

 

会社員
今年メルカリで結構売れたんだけど、確定申告ってしないといけないの?
それとも、会社の年末調整でなんとかなる感じ?

 

SHO
メルカリの儲けを確定申告しなければならないかどうかは2つの基準に該当した場合だけで、基本的には確定申告しなくて大丈夫なんだよ♪

 

この記事からわかること!
・メルカリの儲けを確定申告しなければならないかどうかの2つの基準
・会社員が確定申告しなければならないケース
・メルカリなどのフリマアプリは基本的に確定申告不要
・確定申告する際にメルカリで経費になるもの
・確定申告で必要な書類

 

 

 

スマホのアプリで『メルカリ』をダウンロードしてない人は、ほとんどいないと思います。

 

そんなメルカリを小遣い稼ぎに使っている人や、本業以上に力を入れている人などさまざまかと思います。

 

そこで今回は、メルカリで儲けたお金の確定申告について徹底解説していこうと思います。

 

 

 

ただ、今回のメルカリの儲けたお金を確定申告するかどうかは、冒頭でもお伝えした通り、2つの判定基準があります。

 

♦第一基準:会社員が確定申告しなければならないケースに該当するか

♦第二基準:メルカリの儲けた利益には種類があるので、課税対象の利益に該当するか

 

 

この2つの基準に該当した場合のみ、確定申告しなければなりませんので、順番にチェックしていきましょう!!

 

 

♦第一基準 会社員の確定申告について!

 

そもそも会社員って確定申告しなくていいですよね?

ただ、会社員の方でも確定申告しなければならないケースもあり、これこそが『第一基準』に当たります!

 

まずは、確定申告しなければならない会社員のケースを説明していきたいと思います。

 

 

そもそも確定申告とは!?

 

毎年1月1日から12月31日までの1年間の所得にかかる税金を計算し、申告期限までに税務署に申告・納税する手続きのことです。

 

ただ、会社員などの一か所からの給料しか収入がない方は、年末に勤務先が税金の計算(年末調整)をしてくれますので、基本的に確定申告は不要となるということです。

 

 

会社員が確定申告しなければならないケース!

 

確定申告しなければならない会社員の要件は2つあります。

 

⓵年収2,000万円以上の者

⓶本業以外に20万円以上の所得がある者

 

 

⓵に関しては、年末調整できないので、問答無用で確定申告しなければなりません。

 

問題は⓶ですね。

 

そもそも所得とはなんでしょうか?

 

それは、売上から経費を差し引いた利益の部分です。

 

例えば、ワイヤレスイヤホンを8,000円で仕入れて10,000円で売れた場合は、売上が10,000円、経費が8,000円、所得が2,000円となります。

メルカリで儲けた利益(所得)が20万円以上ある方はこの⓶になり、第一基準に該当します。

 

ただ、メルカリで儲けた利益の種類によっては確定申告の必要がありませんので、次に、メルカリの確定申告について詳しく見て行きましょう😙

 

 

*ちなみに所得税の計算方法を知りたい方や税金を安くしたい会社員の方はこちらの記事をご覧ください。

 

 

♦第二基準 メルカリの利益の種類とは!?

 

先ほど、メルカリで儲けた利益には種類があると言いました。

 

実は、メルカリで儲けた利益には3種類もあり、その種類によって確定申告するかどうかを判断します。

 

種類⓵ 生活品を売って得た利益➡非課税

 

自分が使っていた服や家具、おもちゃ、カバン、DVDなど、生活品を売って利益が出たとしても非課税なので、確定申告する必要は全くありません。

 

いわゆる非課税ですので、万が一利益が20万円を超えても確定申告する必要はありません。

 

種類⓶ 営利目的の利益➡課税対象

 

自分で作ったアクセサリーや小物、ハンドメイド雑貨などをメルカリで販売したり、メルカリで販売するために定期的にAmazonや楽天などで仕入れたりなど、利益を得るための販売は税金がかかり、課税の対象となります

 

ただ、営利目的か営利目的じゃないかの判断が難しいと思います。

 

ズバリ!

国税局の判断基準は『継続性』です!

 

何回も継続して行われているのであれば、営利目的でメルカリを使っていると思われてしまう可能性が高いです。

 

 

種類⓷ 1つ30万円以上のような高価なもの➡課税対象

 

自分で使用していたものであったとしても、貴金属や宝石、ダイヤモンド、書画、骨とうなど、1個または1組の価格が30万円を超えるものは「譲渡による所得」とされ、課税対象になります。

 

これは、一般的に貴金属などは生活必需品とは認識されていないからです😭

 

さらに、生活用品の中でも希少価値の高いものや、レトロで価値があるもの、プレミアがついたものなど、定価よりも高く売れたものについては課税対象となる可能性があります。

 

 

メルカリにおける利益(所得)とは!?

 

確定申告が必要な利益とは、さきほどの種類⓶・⓷の利益のことです。

この利益が20万円を超えると確定申告が必要となります。

 

 

利益の種類がわかったところで、この『利益』とはどのように計算されるのでしょうか?

ちなみに、『利益』は所得税法上『所得』と呼ばれています。

 

さきほど、会社員の確定申告しなければならない要件のところで、『所得』とは、売上から経費を差し引いたものと説明しました。

 

 

ここで、メルカリにおける利益(所得)を考えてみましょう!

 

例えば、メルカリの売上が50万円で、その売れた商品の仕入れ代金が15万円です。

また、売上50万円のうち、10万円は生活用品の売上とします。

 

 

利益(所得)は、売上から経費を差し引いて求めますが、まず初めに非課税売上を除外しなければなりません。

売上50万円-非課税売上10万円=40万円

 

そして、仕入れ代金を引きます。

40万円-経費15万円=25万円

 

よって、この場合の利益(所得)は25万円となり、確定申告が必要となります。

*確認ですが、この利益が20万円以下なら確定申告する必要はありません。

 

 

メルカリで確定申告が必要なケースまとめ

 

♠まずは、第一基準である会社員が確定申告しなければならないケースに該当するか。

♠第一基準に該当した上で、第二基準であるメルカリでの利益が非課税以外で20万円を超えているかどうか!

 

 

この2つの基準に該当すれば、いよいよ確定申告です。

 

 

メルカリの確定申告時の経費一覧!!

確定申告するには、メルカリの利益を計算しなければなりません。

利益を計算するには売上と経費の金額が必要になります。

 

売上は、メルカリの画面などから集計すると分かると思うのですが、経費は何をどこまで計上すればいいか分からない方も多いと思います。

 

そこで、経費になるであろう項目をまとめましたので、参考にしてみて下さい。

 

仕入れ代金…売れた商品の買ったときの金額
光熱費 …家でメルカリの発送の準備や経理をした際に計上可能。全額経費は✖ 最高でも50%程度
通信費 …メルカリは基本スマホを使用すると思うので、スマホの使用料 もちろん全額経費は✖
交通費 …売上を上げるために視察や仕入れのための交通費など
振込手数料…仕入れ代金の支払いの際など
材料費(梱包)…段ボール代など

 

 

そのほかにもあるかと思いますが、全てに共通するのが、『売上のための支出』であることです。

 

経費は何でもかんでも計上して良いのではなく、あくまで必要経費!

 

迷ったときは、『売上のための支出』かどうかで判断してください。

 

経費に関する詳しい記事はこちらの記事をご覧ください(^^♪

 

 

会社員がメリカリの利益を確定申告する際の必要書類!

 

会社員の方が、メルカリで儲けた利益を確定申告する際の必要書類をまとめます。

 

必要書類
・会社の源泉徴収票
・メルカリで儲けた利益がわかるもの
・マイナンバー
・本人確認書類
・印鑑

 

これらを持って税務署に行くか家で自分で作成するかのどちらかです。

 

おすすめは、家にいながらスマホやパソコンで確定申告できる『e-tax』です!

従来は、自腹でカードリーダーを購入しなければ利用できませんでしたが、現在は一度税務署へ行き本人確認してもらうだけで、『e-tax』が利用できるようになりました。

 

会社員のメルカリに関する確定申告終わりに!

 

 

このように、会社員がメルカリの利益を確定申告するケースは、2つの基準に該当した場合のみで、ほとんどの人が該当しないと思います。

 

しかし、もし確定申告しなければならないのに、無申告にしてしまうと、脱税になり、ペナルティとしてより多くの税金を払わされることになります😣

 

知らなかったじゃ済まされないのが法律の世界ですので、きちんと申告して納税してくださいね😚

 

 

 

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